スペインのチップは「義務ではないけれど、気持ちとして少し置く」程度です。バル(タパスや立ち飲みの店)ではお釣りの小銭、テーブルサービスのレストランでは5〜10%、タクシーは切り上げで十分。アメリカのように15〜20%を求められることはなく、地元の人がチップを置かないことも珍しくありません。日本人の感覚に比較的近い国と言えます。
結論
スペインではチップは義務ではありません。バルではお釣りの小銭を残す程度、レストランでは良いサービスに対して5〜10%(または数ユーロ)、ホテルのポーターには荷物1個1〜2ユーロが目安です。
この国のチップを計算するスペインのレストランの表示価格は通常、税(IVA)込みで、サービス料が別に加算されることはまれです。そのためチップはあくまで任意。カジュアルな店やバルでは会計を切り上げたり、50セント〜1ユーロ程度の小銭をお皿に残したりするのが一般的です。テーブルクロスのあるレストランや丁寧なサービスを受けた場合は、5〜10%か数ユーロを置くとスマートです。昼の定食「menú del día」でも、小銭を残す人がいる程度です。カード端末ではチップを上乗せできない店も多いので、少額の現金を用意しておくと便利です。観光地では伝票に「servicio」の記載がある場合もあるので、確認してから上乗せしましょう。
ホテルのチップも必須ではありません。中〜高級ホテルでは、部屋まで荷物を運んでくれたポーターに荷物1個につき1〜2ユーロ、ベッドメイキングには1泊1〜2ユーロを枕元に置くと喜ばれます。ただし一般的なホテルでは何も置かない人も多いです。コンシェルジュにレストランやフラメンコショーの予約を手配してもらった場合は5〜10ユーロ程度、ルームサービスは1〜2ユーロ程度が目安です。
タクシーではチップは期待されておらず、メーター料金をキリのいいユーロに切り上げる程度で十分です(例:13.40ユーロなら14ユーロ)。スーツケースの積み下ろしを手伝ってもらった場合は1〜2ユーロを上乗せすると親切です。空港と市内の間に定額料金が設定されている都市でも、チップは不要です。UberやCabifyなどの配車アプリでは、アプリ上のチップは完全に任意です。
カフェやバルのカウンターでコーヒーを飲む程度なら、チップは不要か、お釣りの小銭(10〜20セント)を残す程度です。ガイド付きツアーのうち、無料ツアー(free tour)は満足度に応じて1人5〜10ユーロを渡すのが前提になっていることが多く、有料ツアーでも良いガイドには2〜5ユーロ程度渡すと喜ばれます。美容室やスパでは数ユーロ、またはお釣りの切り上げが一般的。フードデリバリーは1〜2ユーロ程度で任意です。
迷ったら「バルは小銭、レストランは5〜10%、それ以外は切り上げ」で問題ありません。地元客もチップを置かないことが多いので、置かなくても失礼にはなりません。チップを渡すときはテーブルに現金を残すのが一般的で、1ユーロ・2ユーロ硬貨を多めに持っておくと便利です。バルセロナやマドリードなど観光客の多い地域では、少し多めのチップを期待されることもあります。
バルでコーヒーとパン4.60ユーロ → 5ユーロ払ってお釣りは不要。レストランで2人分45ユーロ(約7,400円)→ 5%なら約2ユーロ、10%なら約4.50ユーロ(約330〜750円)。高級レストランで120ユーロ → 10%で12ユーロ(約2,000円)。タクシー18.30ユーロ → 19〜20ユーロに切り上げ。(1ユーロ=約165円で概算。為替レートは変動します)
スペインのレストランでは、頼まないと伝票が来ないのが普通です。「La cuenta, por favor(お会計をお願いします)」と伝えましょう。当サイトのチップ計算アプリでスペインを選ぶと、5%を初期値にチップ額と割り勘をすぐに計算でき、切り上げ機能も使えます。