フランスではレストランの価格にサービス料がすでに含まれており、チップは義務ではありません。それでも満足したときに数ユーロや5〜10%を「pourboire(プルボワール)」として残すのがスマート。カフェなら小銭で十分です。アメリカのように高いチップを求められることはないので、日本人旅行者にも分かりやすい国です。
結論
フランスではサービス料が料金に含まれている(service compris)ため、チップは任意です。良いサービスにはお釣りの切り上げか数ユーロ、高級レストランなら5〜10%程度を置くのが一般的です。
この国のチップを計算するフランスの飲食店では、メニューの価格にサービス料と税を含めて表示することが定められており、伝票に「service compris(サービス料込み)」と書かれているのはそのためです。チップは純粋に気持ちで、ビストロやカジュアルな店では会計を切り上げたり1〜2ユーロ置いたりし、2人で50ユーロ程度の食事なら2〜5ユーロが目安。星付きなどの高級レストランで特に良いサービスを受けたら、5〜10%を置くと丁寧です。カード端末ではチップを追加できない店も多いので、チップは現金でテーブルに残すのが一般的です。会計はテーブルで「L'addition, s'il vous plaît(お会計をお願いします)」と頼みましょう。
ポーターには荷物1個につき1〜2ユーロ、高級ホテルなら2〜5ユーロ。ベッドメイキングにはチップを置かない人も多いですが、置く場合は1泊1〜2ユーロ程度です。コンシェルジュにレストランや観劇の予約を頼んだ場合は5〜10ユーロ程度が目安。ホテル内のレストランやバーもサービス料込みなので、チップは街中と同じく任意です。
パリなどのタクシーではチップは必須ではなく、メーター料金を切り上げる程度で十分です。荷物が多い場合や空港への移動では、2〜5ユーロ程度を上乗せすると喜ばれます。パリの空港と市内の間には定額料金が設定されています。Uberなどの配車アプリでは、チップはアプリ上で任意に追加できます。
カフェのカウンターでエスプレッソを飲む程度なら、チップは不要か、お釣りの小銭(10〜50セント)を置く程度です。テラス席でゆっくりした場合も1ユーロ程度で十分。美術館や街歩きのガイドツアーでは、良いガイドに1人2〜5ユーロ、無料ツアーなら1人5〜10ユーロが目安です。美容室では数ユーロ程度、フードデリバリーは1〜2ユーロ程度で任意。ワイナリー見学やクルーズのガイドにも、満足したら数ユーロを渡すと喜ばれます。
迷ったら「サービス料は込み、満足したら少しだけ」。地元の人もチップを置かないことは珍しくありません。チップを渡すなら、伝票の上に硬貨を置いておけば大丈夫です。パリの観光地では英語で多めのチップを促されることもありますが、払う義務はありません。
カフェでコーヒー2.50ユーロ → 3ユーロ払ってお釣りは不要。ビストロで42ユーロ(約6,900円)→ 2〜4ユーロ(約330〜660円)。高級レストランで2人200ユーロ → 5%で10ユーロ、10%で20ユーロ(約1,650〜3,300円)。タクシー23ユーロ → 25ユーロに切り上げ。(1ユーロ=約165円で概算。為替レートは変動します)
「service compris」は「サービス料込み」、「service non compris」は「サービス料別」という意味です。後者の表示はまれですが、その場合は10%程度を加えましょう。当サイトのチップ計算アプリでフランスを選ぶと、0・3・5・10%のプリセット(初期値5%)や切り上げ機能でチップ額と割り勘をすぐに計算できます。